図●シャープの新製品が実現する4K視聴環境
図●シャープの新製品が実現する4K視聴環境
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写真●4K試験放送のデモの様子
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 シャープは2014年5月20日の新製品発表会で、4K試験放送に対応する「AQUOS 4Kレコーダー」(TU-UD1000)を発売すると発表した。

 4K試験放送は2014年6月2日に、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が124/128度CSを利用する形で開始する。今回の4Kレコーダーは、この放送の受信に必要なHEVCデコーダーとスカパー!プレミアムサービスチューナーを搭載する。4K対応液晶テレビなどと組み合わせることにより、4Kの高精細映像の視聴環境を整備できる。4K試験放送の視聴には、スカパー!プレミアムサービス対応アンテナと視聴申し込み(無料)が必要になる。

 1TBのハードディスクを搭載しており、4K試験放送をDRモードで約53時間録画できる。映像をデジタル伝送する「HDMI2.0規格(4K60p)」に準拠し、コンテンツ保護規格の「HDCP2.2」に対応する。録画した4K試験放送番組を4K60pで出力して、4Kの高精細映像を再生できる。

液晶テレビ新製品は4K VODサービスに対応

 シャープは同日の新製品発表会で、4K対応液晶テレビ「AQUOS」UDシリーズ3機種を発売することも報告した。発売日は70型と60型が6月25日、52型が7月15日である。

 AQUOS 4Kレコーダーと組み合わせることで、NexTV-Fの4K試験放送を視聴できるようになる。NTTぷららが映像配信サービス「ひかりTV」で2014年10月に提供開始予定の4Kビデオオンデマンド(VOD)配信に対応したHEVCデコーダーを搭載しており、「AQUOS」UDシリーズ単体で4K映像を楽しむこともできる。4K映像の視聴条件については、NTTぷららが今後 Webページなどで告知する。

 シャープは今回の新製品発売により、NexTV-Fの試験放送とNTTぷららの4K VODサービスのコンテンツを視聴できる環境をユーザーに提供することになる()。説明会の会場では、AQUOS 4Kレコーダーを使った4K試験放送のデモも行われた(写真)。

[4Kレコーダー「TU-UD1000」の発表資料へ]
[4Kテレビ「UDシリーズ」の発表資料へ]